2016年6月29日水曜日

キャニオニング専用シューズ・・キャニオニア3!!

キャニオニングをする渓谷は、滑りやすいです。

キャニオニングは、滑って楽しむので、滑らないのも困るのですが、歩いている時に滑るのは困る訳です。

そんな時に頼りになるのがシューズです。


キャニオニングで使用するシューズは、大きく分けて2種類になります。

一つは、フェルト底のタイプ。

もう一つは、ラバー底のタイプ。

昔の沢登りの人は、藁草履でした・・・これがなかなかフリクションが効くすぐれものなのですが、耐久性に問題ありで、今使われることは多分殆どありません。

フェルト底タイプとラバー底タイプは、一長一短があります。

フェルト底タイプは、普通の岩場でも苔があるぬめった岩でも、それなりにグリップが効きますが、あくまでもそれなりに・・です。

ラバー底タイプは、普通の岩場では、フェルトタイプに比べてかなりグリップが効くのですが、苔のついた岩では、殆どグリップしません。

ですので、ひどい時には、油が敷いてあるような感じで滑ります。

じゃあ、どちらが良いかというと、これは状況で違います。

キャニオニング初心者で、岩場もあまり歩いたことがないゲストが主体のツアーでは、フェルト底のシューズをご用意しています。

平均的に効くので、慎重に歩いてもらえたら、滑って転ぶリスクは非常に少ないです。

ガイドの場合は、状況に応じて選択します。

緊急時などに、急いで移動しないといけない場合があるので、ラバー底タイプを使うことが多いです。

ただ、苔のついた岩場では逆効果になります。

フィールドをよく知り抜いていないと・・・例えば、どこに苔があって、ここは急いで移動しても大丈夫とか・・・このタイプは、スリップして怪我をするリスクが高いです。

ラバー底の性能も、全然違っていて、良いものだと、岩場にソールが吸い付くような感じです。

キャニオニング専用シューズという分野は、非常に狭いので、あまり種類がないのですが、今シーズンは、こちらを試してみることにしました。

その名も、キャニオニア3!!


ファイブテンというメーカーが製作しているキャニオニングに特化したシューズです。

キャニオニア2という以前のタイプは、バックルで留めるタイプで、耐久性に問題があったのですが、今回は紐タイプに変更になって、しかも少し外側にずれていて、よく考えられています。

ラバー底そのものは進化しているのかどうかわかりませんが、これからの使用が楽しみです!!





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